これからの季節、雪道を安心してドライブするにはスタッドレスタイヤが必需品です。
スタッドレスタイヤへの交換はホイールとセットでの交換が一般的ですが輸入車はブランド・モデル毎にホイール取付部の規格が異なっており装着できるホイールが限られてきます。
今回はミニ初のSUV「ミニ クロスオーバー」オーナーがスタッドレスタイヤ購入時に必要となるホイールの選び方をご紹介します。
(2020年11月6日現在)
目次
純正ホイールサイズを確認する
純正のホイールサイズはスタッドレスタイヤ購入時、サイズ選びの指標となります。ご自身のクルマのホイールサイズを確認しましょう。クロスオーバー(F60)のホイールサイズは16インチから18インチまでグレード・オプション・限定車により様々です。参考にグレード毎に装着サイズをまとめました。またタイヤのサイドウォールにもインチは表記されています。
◯ONE ⇒ 16インチ
◯クーパーD/クーパーD ALL4 ⇒ 17インチ~18インチ
◯クーパーS ⇒ 18インチ~19インチ
◯クーパーSD ALL4 ⇒ 18インチ~19インチ
◯クーパーS E ALL4 ⇒ 18インチ~19インチ
◯JCW ⇒ 19インチ
ホイールサイズを選ぶ
クルマの純正ホイールサイズを確認したら次はスタッドレスセットのサイズを決めます。
スタッドレスセットのサイズは「装着時のトラブル」や「走行性能の変化」などを防ぐため、純正品と同等サイズを選ぶのが一般的です。これを「インチキープ」と言います。
しかし近年増えてきた大口径(18インチ以上)のホイールを純正装着する車種・グレードは、インチキープでスタッドレスセットを購入すると非常に高額になります(ホイールサイズが大口径であるほど高額)。そこで純正タイヤと外径と同等のタイヤと小径のホイールを組み合わせ価格を抑える購入法も広まってきました。これを「インチダウン」と言います。
主流のインチキープ。リーズナブルなインチダウン。どちらも「メリット・デメリット」が存在します。下記にまとめましたので使用環境・頻度・価値観などに合わせサイズをお選びください。
ホイールインチキープ

ホイール、スタッドレスタイヤ共に純正サイズと同等サイズにする交換方法です。
メリット
・同一サイズなので走行性能の変化が少ない
・純正サイズ(夏タイヤ装着時)とスタイリングの変化が少ない
デメリット
・タイヤサイズによってはタイヤの選択肢が少ない
・純正ホイールのインチサイズが大きい場合、価格が高価になる
ホイールインチダウン

純正より小径のホイールと純正の外径と同等のタイヤを組み合わせる交換方法です。
車種・グレードによってはインチダウンできない場合もありますので注意が必要です。
メリット
・タイヤ・ホイールのインチサイズが小さくなることで価格が抑えられる
・タイヤが高扁平率となり乗りごこちの改善
・タイヤの選択肢が広がる
デメリット
・タイヤが高扁平率となり走行安定性が下がる
・純正サイズ(夏タイヤ装着時)とスタイリングの変化が大きい
・街乗り中心で高速域での走行性能を求めない方、スタイリングより経済性を重視する方は「インチダウン」
クロスオーバー(F60)各グレードのインチダウンの目安
経済的なインチダウンですが車種・グレードによりインチダウンの可否、インチダウンできるサイズが変わってきます。弊社専任スタッフがクロスオーバーを「実車計測」し調べました。クロスオーバーに装着できる最小インチサイズはONE/クーパー系16インチ、S系は17インチでした。グレード毎の装着可能な最小ホイールサイズ・インチダウンの可否を下記にまとめました。※サイズは弊社取扱いホイールを基準としております。
◯ONE ⇒ 16インチまでのためインチダウン不可
◯クーパーD/クーパーD ALL4 ⇒ 16インチまでインチダウン可能
◯クーパーS ⇒ 17インチまでインチダウン可能
◯クーパーSD ALL4 ⇒ 17インチまでインチダウン可能
◯クーパーS E ALL4 ⇒ 17インチまでインチダウン可能
◯JCW ⇒ 18インチまでインチダウン可能
サイズ以外にもあるスタッドレス用ホイール選びのポイント
夏とは違う冬用としての視点と年二回交換作業がある点も考慮し、スタッドレス用ホイール選びのポイントをまとめました。
デザイン
冬は雪や泥でホイールが汚れるため、洗いやすい「シンプルなデザイン」がお勧めです。
カラー
ホイールカラーは「シルバー系」を強くお勧めします。お勧めポイントはボディカラーを選ばない・キズが目立たない・色の視覚効果で大きく見えるなどです。冬は縁石などが雪で隠れホイールにキズが付きやすくなるためキズが付くとシルバーの下地が出てキズが目立だつ「ブラック系」はお勧めできません。「切削処理されたホイール」は道に撒かれる融雪剤が切削部と塗装部の間に錆が生じさせるためお勧めできません。
ボルト
市販されているホイールには純正ホイールの装着に使われている純正ボルトを使用できる「純正ボルト対応品」とホイールに付属されているボルトを使用する「純正ボルト非対応品」があります。付属ボルトは保管時に紛失の恐れがあるので「純正ボルト対応品」がお勧めです。
センターキャップ
市販ホイールの中には純正センターキャップを装着できるホイールがあります。ミニのロゴにこだわりたい方には「純正センターキャップ対応品」をお勧めします。
ミニクロスオーバーのホイールをお探しの方はこちら
ネット通販サイト「TASモール」

「TASモール」は、ホイールメーカーが運営するネット通販サイトです。自社製ホイールと一流ブランドのスタッドレスセットが販売されています。輸入車は足回りの設定が複雑なため、確実なマッチング情報を持つメーカー直営店は安心です。また、アウトレット品なども頻繁に出品されるため、マメにチェックすることをオススメします。
<TASモールの特徴>
◯ホイールメーカー直営の販売サイト
◯ホイールは輸入車ディーラーも認める高品質
◯ホイールには安心の1年保証を付帯
◯タイヤは一流ブランドを厳選
◯セットには装着時に必要なパーツを全て同梱
ホイールマッチングサイト「タスカル」

ホイールをお探しの輸入車オーナー様にオススメのサイトが、マッチングサイト「タスカル」です。タスカルは日本で販売される輸入車に装着できるホイールを簡単に検索することができ、掲載ホイールを購入できる販売店も検索することができます。
<タスカルの特徴>
◯ホイールメーカーによる安心のマッチング情報提供サイト
◯多数のブランド・デザインからホイールを選べる
◯全国の有名カーショップ・タイヤショップの中から取扱店舗を検索できる
◯取扱いホイール(サイズ)は全て車検対応品
まとめ
冬のドライブにスタッドレスタイヤは必需品となってきております。スタッドレスタイヤ購入時のホイール選びは価格・走行性能・乗り心地に大きく影響します。お車の車種・グレードに合わせ、ご自分の価値観に合ったホイールをお選びいただき安全なドライブをお楽しみください。
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