近年、安全意識の高まりからスタッドレスタイヤは冬の雪道ドライブの必需品となってきました。輸入車はブランド毎にホイール取付部の規格が異なることが多く、適合するホイールを選ぶのも一苦労です。今回は「ランドローバー ディフェンダー」のスタッドレス用ホイールの選び方を、ホイール取付部の規格や純正ホイールのサイズ情報を交え、解りやすくご紹介します。(2021年12月6日更新)
目次
ホイール取付部の規格サイズを確認する
ディフェンダーのホイール取付部の規格サイズをまとめました。下記サイズと異なるホイールは装着できません。
P.C.D. | ホール数 | ハブ径 | 取付ナット |
120 | 5 | 72.6 | M14×P1.5(平座) |
グレード別、純正インチサイズ・装着可能サイズを確認する
装着できるホイールのインチサイズは、同じ車種でもグレードにより異なる場合があり注意が必要です。下記は弊社専門スタッフがグレード別に実車を計測しまとめた、ホイールの純正サイズ・装着可能サイズです。※装着可能サイズは弊社取扱いホイールを基準としています。
グレード | 純正サイズ | 装着可能サイズ |
90 / 110(P300) | 18インチ | 18~20インチ |
90S / 110S(P300) | 19インチ | 未確認 |
90 X‑DYNAMIC SE / 110 X‑DYNAMIC SE / 110 X (D300) |
20インチ | 20インチ |
90 XS EDITION / 110 XS EDITION (P300) |
20インチ | 20インチ |
サイズ選びに不安がある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
ホイール・スタッドレスタイヤのサイズを選ぶ
タイヤ・ホイールサイズは純正タイヤと同サイズが基本
交換するタイヤ・ホイールのサイズは下記の理由で「純正と同サイズ」を選ぶのが基本です。
・サイズを変更すると車本来の走行性能・乗り味に様々な変化が生じる
・タイヤの外径が変わると、車の速度・走行距離計が正常に計測できなくなる
※純正と同サイズがアフターマーケットに存在しない場合は、近いサイズを選びましょう。
スタッドレスタイヤ選びの裏ワザ「インチダウン」
近年、18・19インチの純正ホイールを装着する車種が増えたことで、基本通り純正同サイズのスタッドレスタイヤを購入すると「非常に高額」となってしまいます。そこでスタッドレスタイヤをお得に購入できるとっておきの裏ワザ「インチダウン」をご紹介します。※タイヤ・ホイールはインチサイズが大きいほど高額
◯インチダウンとは?
純正タイヤと同じ外径の小径インチのタイヤと小径インチのホイールで「純正と外径が同じで純正より小径インチのタイヤホイールセット」を組む手法をインチダウンと呼びます。下記にインチダウンのメリット・デメリットをまとめました。
<メリット>
◯コストパフォーマンスが高い
一番のメリットは「経済面」です。ワンサイズの変更でも価格が大きく下がります。
◯ワンランク上のタイヤが狙える
同予算で高性能な「ワンランク上」のスタッドレスタイヤを購入することができます。
◯計器類が正常作動する
タイヤの外径が純正サイズと同じため、速度・距離計などの「計器が正常に作動」します。
◯乗り心地の改善
厚みが増したタイヤが地面からの「衝撃を吸収」することで乗り心地が改善します。
<デメリット>
◯スタイリングが損なわれる
側面部に厚みが出ると「タイヤ・ホイールが小さく」見え、スタイリングが損なわれます。
◯走行性能が変わる
タイヤが厚くなり、ハンドルを切ったときの反応や高速走行時の「安定性が低下」します。
◯ディフェンダーのインチダウン情報
ディフェンダーは、90 / 110(P300)が19インチ以上を装着している場合、インチダウンすることができます。(90S / 110S(P300)は未確認) |
ホイール選びで見逃しがちなサイズ以外のポイント
スタッドレスタイヤは、季節に合わせ「年二回の交換作業」を行い、冬の「雪道を走行」します。この二点の使用状況を踏まえ、スタッドレスタイヤ用ホイール選びのポイントをまとめました。
◯交換のしやすさ
交換頻度の高いスタッドレス用ホイールには付属品(付属ナット・ハブリング)を必要としない「車種専用ホイール」がオススメです。純正のボルトに対応品のためナットの付け間違いが起こらず、ハブリングの付け忘れ・紛失などのトラブルもありません。
◯洗いやすさ
降雪地域では「シンプルなデザイン」がオススメです。雪道はホイールが非常に汚れるため、複雑なデザインは洗浄に時間を要するためオススメできません。反面、都市部での走行がメインの方には純正に近い「デザイン重視のホイール」がおクルマの雰囲気を崩さずオススメです。
◯ホイール色
降雪地域では「単色のシルバー」がオススメです。雪道では雪に隠れた縁石などでホイールを傷つけがちです。ホイールはアルミ製のためシルバー色なら傷もそれほど目立ちません。反面、都市部での走行がメインの方には、おクルマの雰囲気を崩さない「純正ホイールに近い色目」をオススメします。またホイールの汚れが気になる方や、足元を引き締めたい方には「ブラック系」がオススメします。
◯センターキャップ
社外品の中にも純正品のセンターキャップを取り付けられるホイールがリリースされています。センターキャップも「ブランドロゴ」で統一したい方にはこちらをオススメします。
ディフェンダーにオススメのホイールをご紹介

スマートライン「365」ディフェンダー専用設計(18インチ)
【365】は、どんなシチュエーションにも365日マッチする、オールシーズンホイールです。ディフェンダー専用のため、純正ナットでスマートに取り付けることができ、ハブリングも不要です。またホイールセンター部のキャップをランドローバー純正品に交換することもできます。
◯スタンダードな5本のダブルスポークデザイン
◯足元を引き締めるブラック色
◯純正のセンターキャップが装着可能
◯ハブリング不要
◯純正のナットにて取り付け
◯安心の1年保証

AGA「クリフ」ディフェンダー専用設計(20インチ)
AGAは「純正品同等品質」をブランドコンセプトに謳う、輸入車専用ホイールブランドです。「品質・性能・取付方法」などで純正品に劣らない製品は輸入車ディーラーでも広く取り扱われています。「クリフ」はSUV専用にデザイン・設計されており、ディフェンダーの足元に力強さと安定感を与えます。
◯SUV専用ホイール
◯純正のセンターキャップが装着可能
◯ハブリング不要
◯純正のナットにて取り付け
◯安心の1年保証
◯キズの目立たないシルバー
まとめ
冬の道路には降雪はなくとも凍結している箇所がある場合があり、安全なドライブにはスタッドレスタイヤは必需品です。輸入車のホイール選びは複雑ですが、輸入車専門の当店では、車種専用設計のホイールとスタッドレスタイヤのセットを、純正サイズからインチダウンサイズまで幅広く取り揃えています。是非当店でご自身の価値観に合ったホイールをお選びいただき、安全なドライブをお楽しみください。
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